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絵は語る10 彦根屏風 無言劇の演出

奥平俊六/著 平凡社 ハードカバー 115p 24.7×19cm 1996年
状態:カバー背中に軽い退色があります。帯はありません。

絵は語る10 彦根屏風 無言劇の演出

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3,500円 (税込)

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絵画のなかで何が起きているのか?一枚の絵を徹底的に読み解く新しい美術文化史。
近世初頭の遊里―。華やかな小袖姿の男女が、双六や三弦に興じている。しかし誰もがもの憂げで、どこか冷めた気分がただよう。顔を寄せ、身を近づけ、つと振り返る姿からは、たがいに謎めいた暗号を交わし合っているかのような様子さえうかがえる。―声は聞こえない。しかし、ここには、何か物語が隠されているのではないか。古い宗教画像や謡曲からの「見立」を読みとり、人物のポーズの間に「鏡像関係」の連鎖を発見し、さらに山里の隠者の住まいを描く画中画の意味を探る。この一場の無言の劇を解く鍵が、画面の随所に縫い込まれている。―カバーより―


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