高橋亨/著 ぺりかん社 ハードカバー 372p 21.7×15.5cm 1997年第3版
状態:カバー背中に軽い退色が有ります。
源氏物語絵巻のような平安朝の絵画と、物語テクストに共通する文法を探り、それを平安朝の心的遠近法として論じた書籍です。
目次
第1章 物語の遠近法
1 源氏物語の心的遠近法
2 中心と周縁の文法
3 省筆の文法・余情の美学
第2章 絵と物語の表現史
1 絵と物語の創造力
2 宇津保物語の絵画的世界
3 唐めいたる須磨
4 喩としての地名
第3章 語りの文法
1 源氏物語テクストの文法
2 前期物語の話型
3 物語文学の眼差しと空間
第4章 物語のレトリックと生成
1 言の葉を飾れる玉の枝
2 長編物語の構成力
3 物語の語り手