若桑みどり/著 青土社 ハードカバー 448p 22×16cm 2008年 状態:目立った汚れはなく良好です。
聖母マリアのイコノロジー 16世紀、キリスト教宣教師とともに到来した聖母マリア像を、日本の民衆はいかに受容し変容させたのか、「世界美術史」の立場から聖母像への認識の変更を迫る、美術史の第一人者が書き遺した、図像研究の輝かしい達成。―帯より― 目次 序論 第一章 十六世紀における近代世界システムの形成と「世界文化市場」の成立 第二章 十六世紀におけるキリスト教美術の再編 第三章 イエズス会のアジア布教とその美術政策 第四章 聖母像の日本への到来 第五章 布教第二期 日本人による聖母像の制作 第六章 日本における聖母のタベルナクル 《聖母十五玄義図》 第七章 キリスト教銅版画の成立 天草一五九二年のデューラー 第八章 聖母像の変装 第九章 聖母像の変容 マリア観音 結語 「子を抱く女神」の世界史的展望