岸文和/著 勁草書房 ハードカバー 294p 22×15.7cm 1995年
状態:特に問題はありません。
浮世絵の世界に忽然と現われた浮絵。それは日本と西洋の眼差しの出会いが生んだ奇妙な果実であった。芝居と遊郭を描く作品の空間構造を手がかりに、浮絵の成立と変容の物語に迫る。―帯より―
目次
序章 元文四年(1739)のヘッドライン・ニュース
第1章 延享二年(1745)のパースペクティヴ 奥村政信「大浮絵」を
第2章 〈第一世代〉の「浮絵歌舞伎芝居図」 室内空間を見る眼差し
第3章 明和四年(1767)のスナップ・ショット 歌川豊春の「浮絵歌舞伎芝居図」
第4章 「浮絵新吉原大門口図」の軌跡 屋外空間を見る眼差し
第5章 明和七年(1770)のランドスケープ 〈第二世代〉の「浮絵新吉原大門口図」
第6章 浮絵の視覚 はけ先の間から透かして見れば
終章 寛政七年(1795)のアート・ギャラリー