兵庫県立近代美術館 神奈川県立近代美術館/編集 同実行委員会/発行 177p 27×22.5cm 1993年
状態:表紙に退色があります。
近代日本において「美術」という枠組みが形成されていく過程を、「歴史画」という観点から問題提起をした展覧会のカタログです。明治期の「歴史画」の持つ意味を、日本画と洋画、彫刻、資料類などをもとに検証しています。フルカラー56作品を掲載。
図版目次
1 「前賢故実」とその波紋
2 洋画のなかの歴史主題 第一次歴史画論争の周辺
3 明治後半期の歴史認識 第二次歴史画論争と歴史画の新たな展開
4 戦争の造形 台湾、西南、日清、日露戦争
会場:兵庫県立近代美術館 神奈川県立近代美術館
収録文章:山梨俊夫「明治のなかの「歴史画」の位置」 木下直之「戦争が歴史に変わる時」 北澤憲昭「<歴史・絵画>年表」