国木田哲夫（独歩）/編 近時画報社/発行 22p 30.7×22.5cm 明治38（1905）年
状態：乱丁で第17ページが2ページ入っています。背中に補修、ホッチキス綴じを糸綴じに変えた補修、合本時の綴じ穴跡が表紙の右側に2箇所、内部に経年劣化のシミ、本体中央に軽い折れ跡があります。
国木田独歩が編集長を務めていた明治34年創刊の月刊グラフ誌「近時画報」（途中から戦時画報）の富士山特集号です。各地から見た富士、人穴や樹海など富士の名所を写真と絵画で紹介しています。収録記事には50図以上の挿絵があり、河井新蔵と山下冬村が描いた絵が木版印刷で挿入され、表紙は色摺りの一部が石版印刷でなされています。
収録記事：逸名氏「富士雑感」 谷朝軒「登嶽記」 野外坊「登嶽日記」 山水生「富士の縁起」 △○□生「富士雑記」 「富士雑詠」
