国立歴史民俗博物館/編集 歴史民俗博物館振興会/発行 214p 29.7×21cm 1998年
状態:特に問題はありません。
焼物を日常の食器として捉えるだけではなく、権力と富のシンボルとして、また文化交流史の資料して、古代から近世にいたる「アジアと日本」の枠組みのなかで考察した展r南海の図録です。
目次
総論 陶磁社会史の構想と課題(吉岡康暢)
1 アジアの陶磁器文化交流
唐三彩と奈良三彩(高橋照彦)
瀬戸の施釉陶器と中国陶磁(藤沢良祐)
陶磁器交流の広がり(森本朝子)
列島への陶器技術の導入(村上伸之)
海を渡った肥前磁器(大橋康二)
2 陶磁器が語る権力と富
都への憧れと東国(小野正敏)
唐物を運んだ貿易船(森本朝子)
戦国大名と唐物荘厳(小野正敏)
都市の賑わい(荻野繁春)
絵巻物に描かれた陶磁器(野場喜子)
3 躍動する文様
交流するモチーフ(荒川正明)
時代の意匠(荒川正明)
会場:国立歴史民俗博物館 名古屋市立博物館
収録文章 藤沢良祐「古瀬戸におけるモデルとコピー検証の立場」 玉蟲敏子「大原野千句連歌懐紙の文様」 玉蟲敏子「風神・雷神と雨」