写本 38丁 12×16.5cm 明治26(1893)年
状態:薄いシミがあります。大きな傷や虫損はありません。
愛媛県喜多郡五城村(現在の喜多郡内子町)の武内義生という人物が、明治26年に伊勢参宮をした旅行の道中記です。1月18日に甲州街道の教来宿を出立し、身延山参詣、東海道~津から伊勢へ参宮し、初瀬街道から奈良に入り、大仏や古刹の見学、その後達磨寺、当麻寺、久米寺、橘寺、岡寺、吉野などを参詣しながら堺へ抜け、天下茶屋、京都を通り、中山道中井宿辺りまでを記した約40日に及ぶ内容で、特に大和国に紙面が多く割かれています。