松本隆信/著 汲古書院 ハードカバー 461p 22.4×16cm 1989年
状態:箱に若干の汚れがあります。本体に特に問題はありません。
室町時代物語に関する諸本の調査研究を長年おこなってきた著者による論文集です。19篇の論考を収録しています。
目次
物語草子と庶民文学
箱根本地譚伝承考 慶応義塾図書館蔵の一伝本をめぐって
熊野本地譚成立考 民俗文学としてみた室町時代物語
本地物の問題点
御伽草子本の本文について 小敦盛と横笛草子
御伽草子本の本文について(二) 鉢かづきの草子
「千手女の草子」について
御伽草子と奈良絵本
『箱根本地由来』解説
伝本から見た御伽草子二十三篇について
御伽草子の伝本概観
本地物草子と神道集 三島の本地をめぐって
奈良絵本と御伽草子
本地物周辺の室町期物語 明石物語ほか武家物語篇について
御伽草子の名称と範囲
『鉢かづき草子』の古版本について
御伽草子の時代と室町絵巻
物語文学とお伽草子
箱根・伊豆と富士の縁起文芸