黒田日出男 佐藤正英 古橋信孝/編集 ぺりかん社 334p 21×15cm 1990年 状態:帯に切れ目、カバー縁に小かすれがあります。本体は目立った汚れはありません。
庶民に愛読された酒呑童子や浦島太郎など、昔話のなかに隠されたコードを多角的に読み解き、中世から近世へ大きく変貌する歴史と社会構造の姿を追及した、御伽草子の再発見。―帯より― 目次 御伽草子を読む(佐藤正英 古橋信孝 黒田日出男) 物語の読み 『木幡狐』の場合(古橋信孝) 『物くさ太郎』を読む(相良亨) 御伽草子『小敦盛』の位相(村上隆) 御伽草子の「祝言」性について 『浜出草紙』を中心に(菅野覚明) 祝言の世界 『一寸法師』の世界(鳥居明雄) 『さいき』における物語の構造(佐藤正英) 『横笛草紙』の語る夢 近世・その秩序の深層(八木公生) 御伽草子の絵画コード論(黒田日出男) 〔付録〕御伽草子資料