大光山三尊来迎寺/版 木版墨摺 4丁 24.2×16.6cm 幕末から明治時代頃
状態：一部に小さい虫穴があります。欠損による判読不能文字はありません。
武蔵国入間郡山口領堀ノ内村（現埼玉県所沢市）に在する大光山来迎寺の略縁起です。外題は「車返如来略縁起」で、文末には寛政10年の年記があります。刊年は不明ですが、幕末から江戸時代頃のものと推察されます。同寺の本尊である阿弥陀如来像の縁起を記したもの。奥州伊達（藤原）秀衡より源頼朝が譲渡された運慶作の三尊阿弥陀が、当地に祀られるまでのいきさつを通して、善光寺如来信仰・浄土信仰を説いています。
