岡本半渓/著 青木嵩山堂 184p 18.7×12.8cm 大正2(1913)年
状態:表紙に汚れ、かすれ、本体内部は石版画口絵にシミ、本文には若干のシミと蔵印(一箇所)があります。
旧二本松藩の幕臣、維新後のイギリス公使館職員、救古会の一員、さらには岡本綺堂の父という、幕末から明治・大正時代にかけてさまざまな分野で著作を残している知識人、岡本半渓(純)による飼鳥手引書です。子供の頃からの経験をふまえて、どのように野鳥を捕獲するか、捕獲後の飼育法などを述べています。巻頭には折り込み木版画諸鳥図1葉、ほかに多色石版画4点が口絵として付けられ、本文にも数多くの挿絵が描かれています。