クルーチ/著 太田芳三郎/訳 みすず書房 みすず科学ライブラリー28・29 ハードカバー 計370p 各18.7×13.2cm 1971年
状態：2冊とも扉ページに記名、天地にシミ。1巻の冒頭数ページに赤鉛筆線消し跡があります。
英文学者、演劇評論家であるクルーチが大学退官後に、居を定めたアメリカ南西部ソノラ砂漠にて執筆した動物誌。多数挿し込まれたポール・ランディガーの挿絵も愛らしい書籍です。
本書は、生きとし生けるもの、あらゆる生命をもつものをつなぐ、共通の生存価値の根源を探ろうとする。緻密な美しい動物の生態と行動の描写のなかに、彼らが“生きること自体を喜ぶ”感情の萌芽と、“意識の存在と進化”を写しだしている。―カバーより―
