細木原青起/著 雄山閣 ハードカバー 235p 19.2×13cm 大正13(1924)年
状態:箱がありません。本体は小口に経年の汚れ、背中に薄く日焼けがありますが、そのほかは概ね良好です。
自身も諷刺絵などを手がけた画家である細木原青起による、日本の漫画、戯画、滑稽画史です。扉は石版画、口絵に木版画が1葉差し込まれています。平安から近代までの作品の縮写図版を多数収録しています。
目次
漫画の字義と意味 日本の箇性と階級制度 鳥羽僧正 鎌倉時代と絵巻 室町時代の漫画 桃山期と狩野畑 徳川時代の一般画界 漫画としての大津絵 英一蝶 探幽の狂画 戯作と漫画 葛飾北斎 著作絵画兼業者 鍬形ケイ斎 歌麿の入牢と時の政治 諷刺画と町触れ 専制政治と落首 錦絵に芸者名が害 国義の罪科 浮田一ケイの諷刺画 崋山の一掃百態 役者絵と鳥居派及写楽 耳鳥斎と鳥羽絵 漫画の堕落 河鍋暁斎 淡島椿岳 明治初年と小林清親 マル珍と田口米作 月耕漫画 明治から大正への新漫画