朝日新聞社/編集・発行 184p 24×25.2cm 2001年
状態:目立った汚れはなく良好です。
江戸時代の文人、与謝蕪村の絵画を取り上げた大規模展覧会の図録です。フルカラー106点の作品を掲載しています。
今回の展示は、関西に生まれた与謝蕪村が、各地遍歴の後、また関西に戻るという制作地の移動(外的移動の旅)と、作風変化にスポットを当て、独学による和画様式に始まって様々な中国画を手本として漢画描法を遍歴し、消化し、また和画へと開基するという画業遍歴(内的世界の旅)の二つの旅を明確にし、その背景にある蕪村の絵画思想の変遷に迫ろうとするものである。―展覧会趣旨より―
図版目次
初期作品 和画様式
独学による開花と熟成 漢画墨彩様式
中国文化への憧憬 漢画着彩様式
日本文化への回帰 和様化
俳諧との合体 俳画及び書
書簡・版本
会場:東京都江戸東京博物館 大阪市立美術館
収録文章:佐々木丞平「蕪村 その外的世界の旅」 佐々木正子「蕪村 その内的世界の旅」 下野健児「蕪村の書について」