星野鈴/著 風人社 182p 18.7×13cm 2013年
状態:良好です。
18世紀の江戸は、庶民でもしっとりと濃密な絹の手触りが味わえる時代に入っていた。蕪村の画にはそうした絹地に描くものが多い。彼の芸術を京の新興呉服商が支えていたからである。その絹をキーワードに蕪村の絵画を読み解く。―カバーより―
目次
蕪村の絵画における絹の意味
一 蕪村の絹本作品
二 後継者たち
蕪村の夜
与謝蕪村筆 富嶽列松図
蕪村の「寒山拾得図」をめぐって
一 江戸の寒山拾得図
二 蕪村の「寒山拾得図」
コラム
「奥の細道図屏風」
「四字熟語の画題」
あとがき