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野口明 阿蘭陀人図 

自賛 紙本着色 軸装 96.2×42.3cm 昭和4年
状態:軽い折れ皺、画面に数箇所小さい傷とシミがあります。箱はありません。 

野口明 阿蘭陀人図 

価格:

10,000円 (税込)

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文部省・宮内省職員から、旧制第二高等学校第10代校長、新制お茶の水女子大学初代学長などをつとめた教育者であり、また画家としての活動も知られている野口明の掛軸です。昭和4年(表具裏書入より)に長崎版画を模して描いたもので、賛は「凧あかる下黄蘗の若葉かな」と詠まれています。署名の芋村は号。大正11年に長崎県警務課長として長崎で1年を過ごし、その後の生涯のなかでも特別な地となった長崎を(俳諧を始めたのも当地赴任時代から)、版画をみながら思い起こして描いたものと思われます。中縁に藍摺紙、一文字の裂に更紗を組み込み、異国情緒を思わせる表装となっています。


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