国際交流美術史研究会/編集・発行 104p 29.4×20.8cm 1986年 状態:天地小口に薄く日焼けがあるものの、そのほかに目立った汚れや傷はありません。
1985年に開催された美術史に関する国際シンポジウム(テーマ:東洋美術における風俗表現)の報告書です。
収録文章
風俗画と風俗表現(戸田禎祐)
風俗と風俗表現(武田恒夫)
8、9世紀を中心とする日本絵画にみられる風俗表現(百橋明穂)
「搗練図」について(呉同)
12、13世紀を中心とする日本絵画に見る風俗表現(千野香織)
張擇端作「清明上河図」における時と場の諸相(ロードリック・ウィットフィールド)
風俗表現の意味と機能 説話絵巻の語り口(佐野みどり)
洛中洛外図と唐美人図 日中比較美術史の視点からの二題(辻惟雄)
風俗画試論 宋代張擇端筆「清明上河図」の芸術的特色とその位置づけについて(楊伯達)
文会図と禅会図、斎居図(海老根聰朗)
周臣筆「乞食図」(楊新)
犬追物図屏風の可視的合理性について」(脇坂淳)
南蛮人交易図屏風について 南蛮表現における中国的要素(坂本満)
「邸内遊楽図」に関する諸問題(狩野博幸)
祭礼図風俗図について 津島祭礼図を中心に(ロバート・シンガー)