河合正朝教授還暦記念論文集刊行委員会/編集・発行 ハードカバー 510p 23.5×16.8cm 2003年
状態：箱に薄い汚れがあります。本体に特に問題はありません。
日本美術史の研究者、河合正朝慶應義塾大学教授の還暦記念論文集です。
目次
1 <ほとけ>のかたちと表現
平安時代における弘法大師像の造立（津田徹英）
奈良大安寺嘶堂の秘仏本尊と蛇の装飾を着けた馬頭観音（片山寛明）
鎌倉時代後期の大伝法院御領における造像（中川委紀子）
異界の場に出現する湧雲表現について（伊藤真弓）
The Fuji pilgrimage mandala（白原由起子）
鎌倉・長谷寺所蔵『長谷寺縁起絵巻』弘治三年奥書について（平塚泰三）
2 日本の四季と風俗
六田の淀の川柳と六田橋（矢野明子）
海賦蒔絵袈裟箱（奥島光穂子）
The Kongo-ji sun-moon landscape screens（Michele Bambling）
伝土佐光吉筆《十二ヶ月風俗図》をめぐって（笠理砂）
3 中世絵画と日中・日朝の交流
中峰明本の墨跡について（中川憲一）
清拙正澄周辺の絵画活動（香山里絵）
鄭ゼン筆「金剛全図」について（石附啓子）
市中の山居（川上康雄）
俵屋宗達「蓮池水禽図」試論（千方可）
4 南画・円山四条派・浮世絵
池大雅筆万福寺東方丈襖絵「西湖図」をめぐる問題（出光佐千子）
田能村竹田筆松巒古寺図をめぐって（日比野秀男）
Rinpa and the space of dreams（Timon Screech）
円山応挙遺印研究（樋口一貴）
浮世絵師・勝川春章と江戸座俳諧（内藤正人）
葛飾北斎の黄表紙（日野原健司）
錦絵作品名にみる「真景」の意義（桑山童奈）
5 西洋に向けられた目
考察浮世絵とクールベ（立入正之）
村山槐多の「二少年図」（小池智子）
「演説姿の福澤諭吉肖像画」に関する覚書（柳井康弘）
The Japanese market for porcelain in the 16th-17th centuries（Nicole Coolidge Rousmaniere）
浅見隆三の泥漿作品（柏木麻里）
