古原宏伸/著 中央公論美術出版 ハードカバー 698p 26×20cm 2006年再版
状態:箱にごく少しの使用感、箱の地に印があります。本体は背中にごく小さいかすれがあります。全体的に古書としては良好です。
中国絵画史の専門家である著者の論文集です。20編の論文と、著者自らがそれぞれの論文を回顧した自跋が収録されています。
目次
一 「画雲台山記」
二 <モウ川図巻>
三 董其昌における王維の概念
四 再説 董其昌における王維の概念
五 董其昌 没後の声価
六 晩明画評
七 米フツ『画史』礼記
八 乾隆皇帝の画学について
九 蘇州版画の構図法 桟道蹟雪図
十 『芥子園画伝初集』解題
十一 石濤『画語録』の異本について
十二 石濤贋作考
十三 続 石濤贋作考
十四 石濤<黄研旅度嶺図巻>
十五 波濤を越えて 来舶画人論
十六 中国近代絵画史序説
十七 盗作の論理 国画改良運動始末
十八 古典主義の終焉 ナラウということ
十九 偽作の季節 一九五〇年代の張大千
二十 <渓岸図>攷
自跋
図版目録