大熊敏之 クラウス・J・ブラント/監修 大広/編集・発行 235p 30×22.5cm 2008年
状態：目立った汚れや傷はなく良好です。
明治初期にお雇い外国人の一人として明治政府によって招かれたドイツ人医師エルヴィン・フォン・ベルツの収集した日本美術コレクションを紹介した展覧会の図録です。絵画・工芸品など173点をフルカラー図版で掲載しています。
図版構成
序章 いにしえの江戸の美を求めて 17世紀から19世紀前半にかけての日本絵画
1章 同時代絵画蒐集家・ベルツの眼 江戸末期から明治にかけての日本絵画
2章 工芸王国・ニッポン ドイツを魅了した江戸、明治の手技
3章 麗しの国のうるし 江戸、明治の漆器さまざま
終章 懐かしき日本の思い出 愛し続けた河鍋暁斎。そして、皇室への敬愛
会場：岐阜市歴史博物館 島根県立美術館 仙台市博物館 大阪歴史博物館 高岡市美術館 MOA美術館
収録文章：ウタ・ヴェルトリッヒ「シュトゥットガルト・リンデン民族学博物館略史」 クラウス・J・ブラント「リンデン民俗学博物館東洋美術部の日本美術コレクション」 大熊敏之「ベルツの眼 ドイツ人が選び抜いた江戸後期から」 スザンネ・ゲルマン「美術作品収集家ベルツ博士について」 岩佐伸一「岸派の猫」 大森拓士「松村景文 生彩な花鳥画の世界」 藤間寛「幕末・明治の日本画とベルツ」 クラウス・J・ブラント「印籠について」 クラウス・J・ブラント「根付について」 小山弓弦葉「海を渡った「江戸解き」「御所解き」 流転する武家女性の小袖」 出川哲朗「E．ベルツと明治の陶磁」 藤井素彦「平らかさと広やかさ エドヴィン・フォン・ベルツの金工コレクションを介して」 高橋あけみ「ドイツに渡った激動期の漆工品 今回の展示品について」 小井川百合子「ベルツの贈り物」
